DIYワークショップの最終回、床貼りと襖の張替えに挑戦!

110月24日(土)、25日(日)第三回目のワークショップを開催しました。前回までの「庭づくり」、「壁塗り」を終えて、今回の主な作業は「床貼り&襖の張替え」です。DIYで行うワークショップは今回で最終回です。

引き続き、指導をしていただくのは株式会社On-Coの水谷さんと藤田さん。2日間で洋室の床貼りと和室の襖の張替え、台所スペースの壁に棚付けをする予定。

今回も町内外から参加してくださった方々と一緒にDIYを学びます。嬉しいことに「これまでのワークショップをネットで見てました」という参加者さんもいらっしゃいました。

まずは、メインの作業になると思われる床貼りについて、水谷さんから作業の順番や全体の流れを教えてもらいました。

説明を聞くと、真っ直ぐでない端の部分の床貼り素人には難しそう…。はたして本当に2日間で終わるのか??と、急に心配になってきました。

初心者向けの「床貼り」を学ぶ

床板はボンドで貼り付ける方法もありますが、水谷さんからの提案で今回はビスでとめることにしました。この方法だとまた元に戻すこともできるし、修繕もしやすいのだそう。

床板は洋室の雰囲気に合う白っぽい杉板を購入。左右に溝がついていて、しっかりとハマるようになっています。床にうまく敷き詰められるように長さを計算し、3種類の長さの板を作ることになりました。3種類の長さの板をたくさん作り、順番に並べて床に貼っていきます。

床板は電動ノコギリを使って切り揃えます。使用についての注意やコツを丁寧に教えてくれる藤田さん。

 

電動ノコギリは大きな音がして、最初はビビります(笑)。感覚がつかめてくると、効率よく床板を揃えられるようになってきました。床貼り隊は床材を決められた長さに切るチームと、床に貼っていくチームに分かれました。奥外で床材を切り、屋内へ渡す連携でスムーズに作業は進みます。

 

水谷さんに床板の隙間を木の粉をボンドで練って埋めるテクニックも伝授してもらう。「なるほど~!」とそのアイデアに感心するばかり。

そして、襖の張替えも同時進行中

床貼りを行う間、襖の張替え作業も同時進行しています。和室の襖は随分古くなっていていたので、壁に合わせて白色に張り替えることに。取っ手の部分を外して元の紙を剥がして枠だけにします。

 

新しい紙に専用の糊をつけて、慎重に貼り合わせ端をカット。

これは一人では難しい作業なので2人以上必要ですね。道具さえあれば意外と簡単にできるので、襖の張替えはおススメです。

DIYワークショップ2日間で色んな方が来てくれました

「参加はできひんけど、ちょっと覗きに来てん。」みたいな参加も大歓迎。黙々とした作業になりがちなDIY作業ですが常に賑やかな現場。地元からは商工会青年部のメンバーがお手伝いに来てくました。

 

 

台所に調理器具を収納する棚を付ける

台所のコンクリート壁に棚を付けるワークショップも行いました。壁に棚を付ける位置を決めて印をして、壁にドリルで穴をあけるのは少し大変でしたが「こんな場所にも自分たちで棚を付けることができるんだ!」と感動しました。ワークショップ後半にはインパクトドライバーも使い慣れてきた参加者たち。台所に調理器具や食器を置く棚が完成しました。

 

床貼りと襖の張替え作業も終了、DIYワークショップが完了!

和室は土壁を漆喰に塗り替え、襖を張替えた全体が明るくなりました。傷んでいた畳は新しく替えました。洋室は天井、壁、家具をペンキで白く塗ったあと床を貼り、可動式の電球を取り付けるとこんなにお洒落な空間に。

 

良く見れば、床には隙間があります…でも自分たちでDIYしたんやでええやん!こうして無事に「庭づくり」、「壁塗り」、「床貼り・襖の張替え」と3回のワークショップが無事完了。「素人でもできるリノベーション」をテーマに、空き家となっていた平屋の建物がキレイに生まれ変わりました。どの回も町内外の参加者さんと楽しい&役立つ ワークショップを開催することができました。参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました!DIYワークショップの後、給湯器やトイレなど最終の工事を行い、4月頃には南伊勢町初の「移住おためし住宅」としてご案内をする予定です。

こんなに素敵なお家になりました!皆さん、どうもありがとうございました~。この最高のロケーションで南伊勢の暮らしを体験していただけるのをむすび目Co-workingも楽しみにしています。