南伊勢ならではの「仕事」について話り合う
2月22日「シェア・リング河内」第4回目の打ち合わせを行いました。まずは「シェアハウスの畑や倉庫を使って何かできないかな、と考えています」という私の問いかけから…
「耕作放棄地がまだまだあるから、大輔さんの小麦の他にも農作物をやってもいいかもと思って新しい農作物について調べてきました。」と資料を作ってきてくれた山田さん。
「そういえば前に、河内でウコンをつくって加工している人がいましたよ。」と教えてくれたマロンちゃん。
話題で盛り上がったのは、河内での「仕事」について。「河内の中だけでも、木の選定とか荷物運びとか…細々した仕事を頼まれることがある。そんなことを仕事にする人がいてもええんとちがうか?」高齢者が多い地域には、頼まれ事や小さな仕事がたくさんありそうです。
- 耕作放棄地
- 高齢化(若者が少ない)
- 空き家の片付け
といった課題があるからこそ、必要となる仕事があるのではないでしょうか。出来る可能性のある「河内での仕事」について活発に意見交換が行われました。プロジェクトを開始して約5カ月。河内住民、地元民、移住者、役場職員、そして年代も違うメンバーが集まることでそれぞれの立場で、この町ならでは仕事や暮らしについて話し合える仲間になってきたと感じています。一次産業が中心でサラリーマンとして働く先の企業も少ない町での仕事、南伊勢ならではの仕事は、移住定住コーディネーターとして常に考えるところでもあります。
3月には今回出た話を元にシェアハウスの場所を借りてできることを考えていきたいと思います。
もちろん、議題とは関係のない世間話も飛び出します。
「大ちゃんとこのキャンピングカー、すごい良くなってるやん。」
「えー、どんなになったの?みんなで見に行こ。」
打ち合わせの後、歩いて行けるところにある大輔さんのお店『mellow』へみんなで行きました。河内で耕作放棄地を麦畑に変え、小麦粉を販売している大輔さんのお店が素敵になったらしいのです。
廃車を利用した場所づくりが、素敵すぎ!
“ショップ 兼 事務所”にしたというキャンピングカーがこちら。
そして車内はこんなお洒落空間になっていました!
「自分たちでやったの?すごいやん!!」
大輔さんとかずきくんを中心に自分たちで改装したのだそうで、商品棚やキッチン、ソファーやテーブルが置かれて電気も使えるようにしてあります。この後、エアコンも付ける予定なのだとか。使われなくなった車を利用した場所づくり。ナイスアイデアだと思いました。
この場所だって、シェア・リング河内プロジェクトのひとつとして繋がると面白い。
「わかくさカフェ」「不動の滝」「mellow」「シェアハウス」「大銀杏」「桜並木」…考えてみると河内には既につなげたい場所がたくさんあるし、これからもっと見つけられる(作ることができる)のだろうという気がします。
そして3月は新たな場所として、シェアハウスにしたい空き家の利用を始めることを考えていきます。まずは放置されている畑と倉庫から手をつける予定です。
南伊勢らしい、新たな仕事を作り出すことへの第一歩になるかもしれません。
(つづく)